トレンチコートはネイビーとベージュどっちを選ぶ？大人コーデの印象別カラーの選び方

「トレンチコートはネイビーとベージュどっちがいいんだろう？」
「初めて買う1着、失敗したくない…」
そんなふうに迷って、このページにたどりついた人も多いと思います。

トレンチコートは、ベーシックで長く使いやすい定番アウターです。
その中でもネイビーとベージュは特に人気の高い2大カラーで、どちらも大人コーデと相性が良いと言われることが多いです。
だからこそ「どっちを選ぶのが正解なの？」と悩みやすいポイントでもあります。

ただ、実はネイビーとベージュに「正解・不正解」はありません。
なりたい印象・肌の色（パーソナルカラー）・手持ちの洋服・着るシーンによって、似合いやすい色や使いやすい色が少しずつ変わってきます。
この記事では、難しい専門用語はできるだけ使わず、誰でも「自分はどっちを選ぶと良さそうか」イメージしやすいように整理していきます。

トレンチコートはネイビーとベージュどっち？まずはざっくり結論から

トレンチコートはネイビーとベージュどっちも正解｜違うのは「印象」

ネイビーとベージュは、どちらも大人の定番カラーとして多くのブランドで使われている色です。
おおまかな印象の違いは次のように考えるとわかりやすくなります。

カラー	与えやすい印象	イメージしやすいシーン
ベージュのトレンチコート	やわらかい・親しみやすい・明るい・こなれ感	休日カジュアル、通勤のきれいめカジュアル、ママコーデ など
ネイビーのトレンチコート	きちんと感・上品・知的・引き締まって見える	通勤、ビジネス、セレモニー、少しかしこまったお出かけ など

「柔らかく明るい雰囲気にしたいか」、「きちんと感を出したいか」
まずは、このあたりをイメージしながら読み進めてみてください。

迷ったらチェックしたい3つのポイント

トレンチコートはネイビーとベージュどっちを選ぶか迷ったときは、次の3つを確認してみるのがおすすめです。

• 顔色との相性（パーソナルカラー・肌のトーン）
• よく使うシーン（通勤が多いか、休日が多いかなど）
• 手持ちの服・靴・バッグの色との相性

この3つを順番に見ていくと、どちらの色が自分にとって使いやすいか、だんだん見えてきます。
ここから先は、「似合う色」→「シーン別」→「手持ち服との相性」の順番で、詳しく解説していきます。

トレンチコートはネイビーとベージュどっちが似合う？パーソナルカラー・肌色から考える

イエベさんはトレンチコートのネイビーとベージュどっちが得意？

パーソナルカラーは、肌や髪、瞳の色などから「イエローベース（イエベ）」と「ブルーベース（ブルベ）」に分けて考える方法です。
難しく考えすぎず、ざっくりした目安として見てください。

• 手のひらや首元の肌が、少し黄み寄りに見えやすい
• ゴールドアクセサリーのほうがなじみやすいことが多い

こういった特徴に当てはまりやすい人は、イエベさんの可能性があります。
その場合、トレンチコートでは次のような色がなじみやすいとされることが多いです。

• ベージュのトレンチコート：黄みをふくんだ明るめのベージュ、キャメル寄りのベージュなど
• ネイビーのトレンチコート：真っ黒に近い濃紺より、少しやわらかいネイビーや、暗すぎない紺

特にベージュのトレンチコートはイエベさんが挑戦しやすい色と言われることが多いので、
「最初の1着はベージュにする」という選び方もあります。

ブルベさんはトレンチコートのネイビーとベージュどっちが得意？

一方で、次のような特徴に当てはまりやすい人は、ブルベさんの可能性があります。

• 肌がやや青み寄り・ピンク寄りに見えやすい
• シルバーアクセサリーのほうがなじみやすいことが多い

ブルベさんの場合、トレンチコートの色は次のように考えると選びやすくなります。

• ネイビーのトレンチコート：ブルベさんと相性が良いと言われることが多く、
  きちんと感と上品さを両立しやすいカラー
• ベージュのトレンチコート：黄みが強いベージュより、
  グレージュ・ローズベージュなど少し青みやくすみを感じる色がなじみやすい

「ベージュは似合わないかも…」と感じたことがあるブルベさんは、
色味を変えてみると、しっくり来る1枚に出会える可能性があります。

自分のパーソナルカラーがわからない人向けのざっくりチェック

「イエベかブルベか、よくわからない…」という人も多いと思います。
その場合は、次のような簡単なチェックからでも十分です。

• 白Tシャツを着たときに、
  肌が健康的に見えやすいか、少しくすんで見えやすいか
• 顔周りにベージュの布をあてたときと、ネイビーの布をあてたときで、
  どちらが明るく見えやすいか

鏡の前で比べてみて、「なんとなくこっちのほうが顔色がよく見えるかな」というほうを、
トレンチコートの色選びのヒントにしてみてください。
専門的な診断とは違いますが、普段の洋服選びには十分役立つ目安になります。

トレンチコートはネイビーとベージュどっちが使いやすい？シーン別に考える

通勤・オフィスコーデならトレンチコートはネイビーとベージュどっち？

通勤やオフィスでトレンチコートを着ることが多い人は、
ネイビーのトレンチコートを候補に入れてみるのもおすすめです。
ネイビーは「知的・信頼感・きちんと感」といった印象につながりやすく、
ビジネスシーンとも相性が良いと言われることが多いです。

一方で、オフィスカジュアルが中心で、
「少し柔らかい雰囲気が欲しい」「暗い印象になりたくない」という人には、
ベージュのトレンチコートも使いやすい選択肢になります。

スーツが多い人はネイビー寄り、
ニットやブラウスにテーパードパンツなど、きれいめカジュアルが多い人はベージュ寄り、
という考え方をしても選びやすくなります。

休日カジュアル・ママコーデならトレンチコートはネイビーとベージュどっち？

休日カジュアルや、子どもとお出かけするときのコーデがメインなら、
ベージュのトレンチコートは非常に使いやすいカラーです。
デニム・スニーカー・ボーダーTシャツなどと合わせても重くなりにくく、
「頑張りすぎていないのにきちんと見える」雰囲気をつくりやすいからです。

一方で、モノトーンコーデや辛口寄りのスタイルが好きな人は、
ネイビーのトレンチコートを羽織ると全体がすっきり引き締まりやすくなります。
黒よりも少しやわらかく、大人っぽい印象を保ちやすいのもネイビーの良さです。

入学式・卒業式などのセレモニーでトレンチコートのネイビーとベージュどっちを選ぶ？

入学式や卒業式などのセレモニーシーンでは、
スーツやワンピースの色とのバランスを考えて選ぶとまとまりやすくなります。

• ネイビーや黒のセレモニースーツ → ネイビートレンチで全体を引き締める／
  ベージュトレンチでやわらかさを足す
• ベージュ・淡いグレーのスーツ → ネイビートレンチでコーデ全体を締める

どちらの色もマナーとして問題視されるケースは少ないと言われていますが、
明るく華やかに見せたいか、きちんと落ち着いた印象にしたいかで選ぶと、
自分の気持ちにもなじみやすくなるはずです。

トレンチコートはネイビーとベージュどっちが「手持ち服」と合わせやすい？

ボトムスの色から考えるトレンチコートのネイビーとベージュどっち？

すでに持っているボトムスの色から、トレンチコートの色を逆算する方法もあります。
よく履く色と、ネイビー・ベージュそれぞれの相性を、ざっくり表にまとめてみました。

よく履くボトムスの色	ネイビートレンチコート	ベージュトレンチコート
黒スキニー・黒パンツ	オールダークで引き締まり感強め。インナーに白やベージュを足すとバランス◎	コントラストがはっきりして、明るい大人カジュアルに仕上がりやすい
インディゴデニム	全体がやや落ち着いたトーンに。知的カジュアルな印象になりやすい	王道の組み合わせ。爽やかで、誰でも取り入れやすいコーデになりやすい
白パンツ・淡色ボトムス	コーデ全体が引き締まり、きれいめ寄りに仕上がる	淡いワントーンでやわらかく女性らしい印象に
ネイビーパンツ・柄スカートなど	全体が濃くなりすぎないよう、インナーや小物で明るさをプラス	ボトムの主張をやわらげ、全体をなじませる役割に

「いちばんよく履くボトムスと無理なく合わせられる色」を選ぶと、
クローゼットの中で出番が増えやすくなります。

靴・バッグから考えるトレンチコートのネイビーとベージュどっち？

靴やバッグの色も、トレンチコートとの相性を大きく左右します。

• 黒い革靴・黒バッグが多い人
  → ネイビー・ベージュどちらとも相性良好。
  かっちりさせたいならネイビー、軽さを出したいならベージュ
• ベージュ・ブラウン系が多い人
  → ベージュトレンチでワントーン寄りにまとめると、こなれ感のある大人コーデに
• 差し色バッグ（赤・グリーン・ブルーなど）が多い人
  → ベージュトレンチならやわらかくなじみやすく、
  ネイビートレンチなら差し色が映えやすい

手持ちの小物を活かしたい人は、
「よく使う靴・バッグを1〜2個イメージしながら色を決める」のもおすすめです。

ネイビーとベージュを両方使った配色バランスも意識してみる

トレンチコートはネイビーとベージュどっちか1色で考えるだけでなく、
コーデ全体でネイビーとベージュをバランスよく散らすという視点もあります。

• ベージュトレンチ＋ネイビーのパンツ・ニット・バッグ
• ネイビートレンチ＋ベージュのパンツ・ストール・パンプス

このように2色をコーデの中で上手に組み合わせてあげると、
どちらの色も活かしやすく、大人っぽい配色にまとまりやすくなります。

トレンチコートはネイビーとベージュどっちで大人っぽく見せる？印象別コーデのイメージ

きちんと感重視ならネイビートレンチコートで大人のきれいめコーデ

「通勤でも休日でも、きちんと感はキープしたい」という人には、
ネイビーのトレンチコートが心強い味方になります。

たとえば、こんなイメージです。

• 白シャツ＋グレーのテーパードパンツ＋ネイビートレンチコート＋黒パンプス
• ボーダーカットソー＋細身デニム＋ネイビートレンチコート＋ローファー

どちらも特別なアイテムではありませんが、
ネイビーのトレンチを羽織ることで、全体がすっきりと整って見えやすくなります。

やわらかさとこなれ感を出したいならベージュトレンチコート

「カッチリしすぎるより、やわらかい雰囲気にしたい」
「普段のデニムコーデを少しだけ大人っぽく見せたい」
そんな人には、ベージュのトレンチコートがぴったりです。

たとえば、こんな組み合わせがイメージしやすいです。

• 白Tシャツ＋ブルーデニム＋ベージュトレンチコート＋白スニーカー
• ニットワンピース＋ベージュトレンチコート＋フラットシューズ

どれも「頑張りすぎていないのに、ちゃんとして見える」バランスになりやすく、
休日コーデや、少しラフな通勤スタイルにも取り入れやすいです。

ネイビーとベージュをミックスした大人の配色コーデ

ネイビーとベージュは、大人っぽい配色として相性の良い組み合わせです。
どちらか一方のトレンチを選んだとしても、もう一方の色をインナーや小物に取り入れることで、
コーデ全体のバランスがとりやすくなります。

• ベージュトレンチ＋ネイビーニット＋デニム
• ネイビートレンチ＋ベージュニット＋白パンツ

このように2色を上手に行き来しながらコーデを組むと、
手持ちのアイテムでも「いつもと違う雰囲気」が作りやすくなります。

トレンチコートはネイビーとベージュどっちが年代別におすすめ？

20代後半〜30代は「仕事と休日のバランス」で選ぶ

20代後半〜30代は、仕事もプライベートもイベントが多い時期です。
転職活動・オフィスカジュアル・結婚式やパーティのお呼ばれなど、
さまざまなシーンでトレンチコートを着ることが増える場合もあります。

この年代なら、次のような選び方もひとつの考え方です。

• 仕事で着る機会が多い → ネイビートレンチコートを1着目に
• 休日メインで気軽に着たい → ベージュトレンチコートを1着目に
• 2着目に、1着目とは違う色を選んで雰囲気を変える

あくまで目安なので、「着ていて気分が上がる色」を優先するのも十分アリです。

40代以降は「顔映りと質感」を意識して選ぶ

40代以降は、トレンチコートの色味と質感が、
顔色の見え方や全体の雰囲気に影響しやすいと感じる人もいます。

• ベージュトレンチコートなら、黄みが強すぎない落ち着いた色味
• ネイビートレンチコートなら、くすみすぎないほどよい深さの紺

また、ステッチやボタンのデザイン・生地のハリ感などで、
全体の印象が大人っぽく見えやすくなります。
「長く着たい1着」として選ぶなら、色だけでなくディテールも確認してみてください。

結局、年代より大切なのは「なりたいイメージ」

年代別の目安はあるものの、
最終的には「なりたいイメージ」や「自分が心地よくいられるか」がいちばん大切です。

• 落ち着いたかっこよさを出したい → ネイビー寄り
• やわらかく明るい雰囲気にしたい → ベージュ寄り

年齢だけで「もうこの色はダメかな」と決めつける必要はありません。
鏡の前で試着してみて、「しっくりくる」「今の自分らしく見える」と感じたほうを選ぶのがおすすめです。

トレンチコートはネイビーとベージュどっち？よくある疑問Q&A

Q. ベージュのトレンチコートが似合わない気がするのはなぜ？

A. ベージュと一口に言っても、明るさや黄みの強さがさまざまです。
「顔色がぼんやりして見える」「なんとなく老けて見える気がする」と感じる場合は、
自分の肌のベースと、選んだベージュの色味が少しズレているのかもしれません。

その場合は、次のような工夫もあります。

• インナーに、自分に似合う色（白・ネイビー・ピンクなど）を持ってくる
• 顔周りにストールやマフラーで得意な色を足す
• 少しグレージュ寄り・ピンクベージュ寄りなど、ベージュの系統を変えてみる

同じ「ベージュ」でも印象が大きく変わるので、
色味を変えて試してみるのもひとつの方法です。

Q. ネイビートレンチコートだと地味・暗く見えない？

A. ネイビーは黒より少しやわらかいとはいえ、濃い色なので、
インナーや小物との組み合わせによっては、重く感じることもあります。

暗く見えやすいと感じるときは、次のポイントを意識してみてください。

• インナーに白や明るいベージュを入れて、顔まわりを明るくする
• バッグや靴で、明るめ・軽めの色や素材を取り入れる
• ネックレスやピアスなど、少しツヤのあるアクセサリーを足す

少しだけ明るい色やツヤのある小物を加えることで、
ネイビートレンチの「きちんと感」を活かしながら、重さをやわらげることができます。

Q. 最初の1着と2着目、トレンチコートのネイビーとベージュどっちを選ぶべき？

A. ライフスタイルによっても変わりますが、次のような考え方もあります。

• 1着目：
  通勤・セレモニー・きちんとした場にも対応しやすい色を選ぶ（ネイビー or 落ち着いたベージュ）
• 2着目：
  1着目とは違う色を選び、休日や気分を変えたいときに使う

たとえば、1着目をネイビートレンチにしておき、
2着目に明るめのベージュトレンチを迎えると、
同じ手持ちの洋服でも、印象の違うコーデが楽しみやすくなります。

まとめ｜トレンチコートはネイビーとベージュどっちを選ぶ？大人コーデを楽しむ考え方

ここまで、トレンチコートはネイビーとベージュどっちを選ぶかについて、
印象・パーソナルカラー・シーン・手持ち服との相性の面から見てきました。

あらためて、ポイントを簡単にまとめると次のようになります。

• ネイビートレンチコート：
  きちんと感・知的さ・上品さを出しやすく、通勤やセレモニーにも使いやすい
• ベージュトレンチコート：
  やわらかい・明るい印象になりやすく、休日カジュアルやママコーデにも取り入れやすい
• イエベ・ブルベなど肌のベースや、よく着る洋服・靴・バッグで選ぶと失敗しにくい
• 年代で区切るより、「なりたいイメージ」「自分が心地よくいられる色」を大切にする

トレンチコートはネイビーとベージュどっちを選んでも、大人コーデの幅を広げてくれるアイテムです。
この記事の内容をヒントにしながら、鏡の前でいろいろ試してみて、
「これを着ると気分が上がる」と感じられる1着を見つけてみてください。

なお、ここで紹介した内容は、あくまで一つの考え方・目安です。
実際に購入するときは、ご自身の好みや着る場面、お店での試着なども踏まえて、
最終的にはご自身の判断で選ぶようにしてください。

今後、ネット通販のキャンペーンやセール情報などを活用する際も、
価格や在庫状況は日々変わるため、最新の情報は各ショップの公式ページなどで確認するようにしましょう。